ケトルスのCDリリースが6月15日に決まりました。
タイトル:ビー・マイ・ケトル
バンド名:KETTLES(ケトルス)
発売日:2011年06月15日(水)
品番:MJXC-0002
レーベル:Majix / UK PROJECT
価格:2,200円(税抜) / 2,310円(税込)
仕様:13曲入りCD
[収録曲]
01.つまんないから
02.気にしてばっかり
03.夢の中まで
04.ELEPHANT STONE(THE STONE ROSES cover)
05.デビル・ハート featuring マーヤ(KING BROTHERS/N'夙川BOYS)&リンダdada(N' 夙川BOYS)
06.扉ない
07.コレクション
08.パンクミュージック featuring 呂布(ex.ズットズレテルズ)
09.傘忘れた
10.まだまだ
11.今日も過ぎてく
12.手当たり次第
13.目が痛ぇ
まさかこんなにも早い段階でケトルスのCDを発売できるなんて思ってもいなかったのですが、赤いフレームのサングラスをした弊社の偉い人の後押しもあり、ひとつ冒険してみたいと思っています。
アルバムの内容ですが、彼らの人柄のよさもあってか、POLYSICSのハヤシ君をはじめ、たくさんの方にご協力いただきまして、素敵な作品に仕上がりました。
媒体の方にこのような資料を渡しています。
キャッチで使っている「久々のどうでもよくないサウンド」を誰かに指摘されたくて、ずっとウズウズしていたのですが、
誰からも突っ込まれることなく、日々が過ぎてしまうことに悲しくなりましたので、自分で触れることにします。
BOREDOMSのキャッチで使われていたのをカバー(引用)させていただきましたが、本家にはサウンドの後に「?」がついています。
「久々のどうでもよくないサウンド」ケトルスにぴったりなキャッチです。
話題を変えます。
先日アーティスト写真を撮りました。
すこぶる評判がいいです。
アーティスト写真の撮られ方を懸命に練習しているケトルスメンバー。
いい歳こいた大人が公共の道路でなにをやっているんでしょうか。
来週はPVの撮影をします。
ボーカルのコイケさんの日常が垣間見える作品になる予定です。
質素倹約な生活をしているコイケさんに「バンドが売れて、金持ちになったらどうするの?」
という意地悪な質問をしたことがあるのですが、コイケさんはたしか「食べ物のメニューでトッピングを惜しまないで頼む」と言ってました。
コイケさん、万が一売れてお金もちになったとしても、「シャワーが熱い!」だの「カレーが辛い!」だのといった理不尽な理由をつけて怒るような人にはならないでくださいね。
私がケトルスに望むこと
ケトルス、現在いろいろと仕込中です。
あくまでも大袈裟な目標は持たずに、
実現できそうな範囲で物事を考えていきたいと思っています。
私がケトルスに望むことは、
知名度をいまよりも5倍ぐらい増やしたい。
配信アルバム「ビー・マイ・ケトル」のDL数を4倍ぐらい増やしたい。
ライブの動員をいまよりも3倍ぐらい増やしたい。
岡安さん(ドラム・女)の乙女としての色気を2倍ぐらい増やしたい。
痩せ細った小池さん(ボーカルギター・男)の体重を1.5倍増やしたい。
などなど、望むことは多々ありますが、
まずは今年一年、じっくりと彼らのネタづくりをしていきます。
ケトルスの今後の方向性、どうしましょうかね?
どこに向かったらいいのでしょうか?
そして私は誰にむけて問いかけているのだろうか?
前回のエントリの延長になりますが、
2ピースバンドの動画を貼ってみることに。
「日本のホワイトストライプス!」なんてキャッチコピーじゃ、誰も喰いつかないよなー。
だれか、ケトルスの素敵なキャッチコピーを思い浮かんだら、教えてください。
こんな存在になれたら神ですが、ハードル高いし。
こんぐらい狂ったリズムを岡安さんが叩いたら鼻血でそうだけど、バンドの趣旨が変わってきちゃうし。
・・・。小池さん、こんなフレーズ弾きながら歌えなさそうだし。
ぐだぐだな内容で書き込んでしまいましたが、結論として実在しているバンドの模倣なんかしなくても、なんとかなりそうな気がしてます。多分。きっと。
ステージングの傾向と対策
あらやだ。
二人組のバンドを観ると、すぐにケトルスと比較してしまう。
こんな風にさ、
たまにはさ、
岡安さん(ケトルスのドラム・ボーカル)もさ、
立ってドラムを叩いたほうがいいよ。
なんも根拠ないけどさ、きっと男子からも女子からも今以上にモテると思うよ。
小池さん(ケトルスのギター・ボーカル)もさ、
もっと体をクネクネさせてさ、
ギターを弾こうよ。
なんも根拠ないけどさ、きっと新しい世界が見えるはずだよ。
ちなみにこの動画、フィラデルフィアで活動しているREADING RAINBOWというバンドで、先月アルバムをリリースしています。
よし決めた。
今回のエントリはケトルスにライブでやって欲しいことを、
適当に書くことにします。
動画はNO AGEです。
やっぱね、ドラムなんて叩かなくても場合によっては許されるんだよ、岡安さん。
次のライブで、ハンドマイクを片手にステージでお客さんを煽ろう。
余裕があれば、コール&レスポンスをして楽しもう。
キーワードは小池さんの好きな単語「ロックン・ロール」でいいよ。
小池さんはさ、まず寝っ転がってギターを弾こう。
きっと後列のお客さんにはまったく姿が観えないけど、そんなの関係ないよ。
そしてアンプの上に素早く飛び乗ろう。
普段は見えない素晴らしい景色が見えるはずだよ。
そんで撃鉄に負けないぐらい、激しく、そして細かい動きをしよう。
小池さん、岡安さん、適当なことばかり言ってすいません。
今後も自分たちの好きなように演奏してください。
いつかこんな風に野外でライブできるといいですね。
9月にやったレコ発ライブ映像。
そろそろ次回の企画を考えないといけませんねー。
ほんとは今日オロカモノポテチについてブログを書く予定だったけど、次の機会にします。
ポテチ君の新曲、滅茶苦茶いいですよ。
ケトルス@みなとみらい
まったく想像もしていなかったし、
まったく期待もしていなかったし、
まったく予期すらしていなかった前向きなことが、現実になったときほどワクワクさせられることはない。
ケトルス、まさかのFMヨコハマに生出演で生演奏!しかも出演した時間帯は22時台!
こんなにも素敵な機会を与えていただいたFMヨコハマ「ヨコハマミュージックアワード」のスタッフさん、MCの植松哲平さん、弊社Sさんに心から感謝。
社会科見学に訪れた学生のような初々しい表情を見せる二人。
小池さん(写真右)も、岡安さん(写真左)も見るからに人の良さが顔に表れているので、悪徳業者から詐欺被害に遭わないよう、気を付けて生きて欲しいと切に願っております。
みなとみらいの美しい夜景を背後に演奏する栃木出身のケトルス。
初めて横浜に立ち寄ったとのことで、
美しい夜景とはまったく接点のない彼らの日常生活を知っている人がみたら、まるで合成写真のよう。
1.気にしてばっかり
2.今日も過ぎてく
3.目が痛ぇ
アコースティックバージョンで、3曲演奏。
ライブ演奏以外に新曲「まだまだ」をフルでオンエアしていただいたので、
トークを含めると結果的に30分ちかく出演させていただきました。
知名度も人気も「まだまだ」なケトルスにこんなに長い尺を与えていただき、
番組的に大丈夫なのだろうか?と若干不安にもなったのですが、
番組ディレクターさんのツイートを読ませていただいたところ、
今日、凄いライヴを生で電波にのせる事が出来た。リトルキヨシトミニマム!gnk!、KETTLES。もっと多くの人に届けたい。ほんとうにイイから。みんな聴いてくれ!びっくりするよ!
これ以上ない素敵なツイートをしてくださいました。
今後もっとたくさんの人をびっくりさせられるよう、地道にケトルスは頑張ってくれることでしょう。
ということで、小池さん、今後の新曲期待してますね(笑)
※写真はYMA847からお借りしました。
the morningsと私
今日はMajixとはまったく関係ないエントリです。
東京を拠点に活動しているthe mornings。
ここ最近気になっているバンドのひとつです。
現在アルバムを制作中とのことですが、彼らのブログを読んでみると、なかなか興味深いことが書かれていたので、勝手に転載させていただきます。
この世は巧妙に出来ていて、同じインディーズ界といえど、
大人の手助け(資金的なものも含め)が入っている人たちと、
地べたを這いつくばうような自主制作の人たちと、
二種類にきっぱりとわかれるのです。
その境界線はすごくわかりづらいですが。(傍目に見てると同じような活動してるように見えるので、、前者の人たちと並列に並べられるとクッソオオオオ〜と内心歯ぎしりしてます)
私たちは言わずもがな、完全に後者、DIYでお届けしております。
こんなことレーベルの人間が言うのもおかしな話ですが、最近は大人の手助けがあろうが、なかろうがセールス的にはそんなに大差ない時代になってきています。CDがまったく売れなくなったと嘆かれている昨今、10年後の2020年に、はたしてCDというメディアは世に残っているのだろうか?別の記録メディアが浸透しているのだろうか?状況によってはかなり死活問題な気もするけど、なるようにしかならないから今はチマチマ考えるのはやめておくことに・・・。
プレスどこでするのか、どのレーベルから出すのか、ジャケのデザインはどうするのかとか
アルバムのタイトル何なのかとか、
何も決まってません。
ノープランで録ってるwww
王子様が白馬で迎えに来てくれる日を、
わたしたちはずっと待ちわびております。
今日、「8月に録った分とりあえず前金で○○万円払ってくれると嬉しいゾ」
って振り込み用紙をもらったんだよチーッス★
以上、下記サイトから転載させていただきました。
http://themornings.jugem.jp/
私は残念ながら白馬の王子様にはなれそうもないけど、こういう面白いことしているバンドにこそ、セールス的にも成功して欲しいと願っています。しかし、どうすればCDが売れるのだろうか?お金(宣伝費)なの?バンドのパワーなの?それとも運なの?数年間レコード会社で働かせてもらっているけど、こればっかりは正解があるんだか、ないんだか、恥ずかしながらいまだに分かりません。MODEST MOUSEのアルバム「We Were Dead Before The Ship Even Sank」がビルボードチャートで初登場1位を獲れたりするから、アメリカのチャートは面白いんだけど、アメリカと日本を比べてもしょうがないし、悲観的に考えてもどうにもならない。とにかくJ-POP以外の音楽がもっとたくさんの人に聴いてもらえるような環境になれば、すべてがうまく循環していくのにね。
とくに具体的な結論もなにもない拙いエントリになりましたが、陰ながらthe morningsを応援したいと思います。the morningsは利益を追求した商業的なバンドではないけど、メイクマネーしてコンスタントに作品をリリースできるといいですね。
最後に宣伝です。
ケトルスの新曲「まだまだ」がそろそろ配信スタートしますので、そちらをチェックしていただけると嬉しいです。
さらに続・ケトルス
随分とかっこいいバンドがいたもんですね。
八十八ヶ所巡礼さんとはまったく面識がありませんけど、勝手ながら動画を貼らせていただきました。
というのも、ここ最近ケトルスの話しかしていないので、会社のスタッフなどから、あの人よっぽどケトルス好きなんだね。なんて思われるのも癪に障るので、話題をそらしてみました。実際には誰もそんなこと気にしていないでしょうけど、私は気になるのです。
無理やり「気にしてばっかり」のPVを貼る流れに繋げてみましたが、動画を検索したところ、こんな素敵なPVを発見してしまった。Majixで録音したヴァージョンではない「気にしてばっかり」をBGMにドローイングしています。BGMに選んでいただきありがとうございます!
話を戻しますが、八十八ヶ所巡礼を聴いていたらDECKRECレーベル主宰のネモトさんがなんとなく頭に浮かんできて、そのタイミングでPCメールを受信してみたら、あら、やだ、ネモトさんからケトルスの感想メールが届いているじゃない。という嘘みたいなほんとの話がありました。
ギターポップというより、アノラックっぽい素朴なローファイ感が好きです。でも、やっぱりその後の色々な音楽の影響も混ざり合った「今のバンド」だなって思います。
あまりにも表現が的確すぎるので、一部引用させていただきました。
気付けばケトルスのネタばかりになってしまいましたが、それもそのはず本日Majix Studioで新曲「まだまだ」の録音を終えたばかりで、終電を逃し、現在途方に暮れながら文章を書いている次第です。
新曲の配信は10月の上旬に予定しています。
100円で販売します。
従来な流れですと、発売日の3ヶ月前に音源あげて、媒体に音資料送付して、ツアー組んでみたいな調整が必要になるのですが、そんな流れを一切無視したMajixのようなやり方が今後スタンダードになっていくのかもしれませんね。
ご自慢の勝負服ボーダーポロシャツを身にまといギターを演奏するケトルス小池さん。脇に見える女性は小池さんのエフェクターを踏む係として召集されたスタッフの岡安さん。たまにドラムを叩いたり、歌ったりもする才能あふれるスタッフさんです。
続・ケトルスと私
前回に引き続き、ケトルスの音楽性について書いてみる予定でしたが、その前にケトルスとの出会いについて書くことにしました。
私が働いているレコード会社のユーケープロジェクトでは、アーティストの方からデモ音源を募集しています。
デモ音源を送付したい方、是非とも下記URLをご覧ください。
http://www.ukproject.com/demo.html
現在は別の職場にいますが、かつて私の隣の席で新人発掘を担当していた窓際仲間のSさんという方がいまして、彼のデスクの下にデモ音源を収納する段ボールが置かれていたので、今でもデモ音源はSさんがいたデスクの下に置かれ続けています。
Sさんが退社後、弊社ではデモ音源を聴く担当が決まっていなかったので、隣のデスク下にデモ音源が日々溜まり続けていくのを見かねた私は、日常業務から現実逃避したくなったときや、妻と大ゲンカをしたとき、ぼーっとしてなにもしたくないときなど、そんな気分なときにデモ音源を聴いて癒しを求めました。そして、過去に一組だけ、デモ音源を聴いた瞬間、全身に衝撃が走ったバンドがいました。
とんでもなくイケメンで甘い声をしたボーカル。
完成された楽曲。
気合いが入った演奏。
これは間違いなく世間に広がっていく音楽だと聴いた瞬間に確信しました。
そのバンドが何を隠そう「ケトルス」だったのです。
こんな風に書ければ随分とドラマチックな展開になったのでしょうけど、残念ながらイケメンバンドはケトルスではなく別のバンドです。今年の夏フェスに多数出演していたあのバンドです。ここでは名前を伏せさせてください。
それにしても、こんな書き方してごめんよ、小池さん(ケトルスのボーカル)。
でも実際にケトルスを知ったきっかけは、会社に送られてきたデモ音源で、手書きの歌詞カードとプロフィール、3曲収録のCDR、そして下の写真が同封されていました。
とんでもなく写真がピンボケしていて表情がまったく分からないボーカル。
完成されていない楽曲。
気合いが感じられないヘロヘロな演奏。
これは間違いなく世間に広がっていかない音楽だと聴いた瞬間に確信しました。
しかも、デモ音源の送り先がBIGMAMAなど所属しているRX-RECORDS。
小池さん、アンタ送り先間違ってるよ。
RX-RECORDSがどんなレーベルか知らないで送ったでしょ(笑)。
続く
いや、待って。この流れで終わらせてしまうと、ケトルスを貶しているだけの文になってしまうので、もう少し頑張って書いてみます。
送られてきたCDRは「気にしてばっかり」「傘忘れた」「目が痛ぇ」の順で収録されていて、全曲MTRで録音したとのこと。1曲目の「気にしてばっかり」はMajixで配信されているテイクとは全く異なるヴァージョンで、ヴァセリンズやパステルズを彷彿させるキャッチーなメロディと展開に衝撃を受け、2曲目の「傘忘れた」はもろにクラッシュの「Police&Thieves」な雰囲気が醸しだされていて、パンクを通過した人じゃないと出せない音色にワクワクし、3曲目の「目が痛ぇ」はおとぎ話の有馬君も絶賛しているケトルス流バラードで、一度耳にしてしまうと脳内リピート率がはんぱない。そしてさらに印象深かったのは手書きの歌詞カードに記載されたイラストが、あたかもダニエル・ジョンストンが描いたようなチープなイラストだったので、これだけで彼らの変態さ加減が伝わってきました。
この3曲のデモ音源、私をかなりときめかせてくれたし、依存させてくれたのですが、どうしてよいか分からぬまま、机の引き出しに隠し持って1年が経過。そんなこんなで2010年の春にMajixの話が出てきて「配信限定なら面白いかも!!」と思いすぐさまサングラスをした凄く偉い会社の人に相談。当初は間違いなく世間に広がっていかない音楽だなんて言ってましたが、配信だったら間違って世間に広がっていくかもしれないという気分になったので、満を持してMajixが持つスタジオで11曲を1週間でレコーディングしました。長くなってきたので、次回はレコーディングの話でも。
続く